The Oxford Union/The Cambridge Union

今日は,The Oxford Union/The Cambridge Unionについて。名前からすると,学生組合又は労働組合みたいですが,そうではなく,いずれもDebating Society です。 主な活動は,①著名人を呼んでtalkを聴く,②適宜のテーマについてdebateをするといったものです。①は,多いときは,週に3回くらいあります。

①について,よくOxford とCambridge どっちがより多くの,より著名な人を呼べているのかということが話題になりますが,一般的には,Oxfordの方がより多くの,より著名な人を呼べているといわれています。今term,The Oxford Unionでは,Theresa May前英首相,馬英九中華民国総統Calvin Klein(ファッションデザイナー)のtalkがありました。 ちなみに,Theresa May前英首相のtalkは,開始時間の2時間前から,会場の前に列ができてました。しかし,Cambridgeには,Bernie Sanders(米政治家,民主党大統領候補者),Mahathirマレーシア首相が来ていたので,そこまで負けている印象はありません。私の好きなフットボール関係者で比較すると,Oxfordには,Petr Čech(元チェコ代表,アーセナルGK,元チェルシーGKというべきか),最終的には予定が合わずこれなかったが,Cesc Fàbregas(ASモナコ),他方で,Cambridge には,Sol Campbell(元イングランド代表,アーセナルDF),David Moyes(元マンチェスターユナイテッド監督)というラインナップなので,Oxfordの方が上かな(笑)。

Talkは,割と一般的な内容を話すことが多いという印象です。いろいろなバックグラウンドの人が聴いているの仕方ないと思います。もっとも,例えば,馬英九中華民国総統talkでは,台湾の現代史について,何も見ずに,年号含めて歴史的出来事,背景などを語っている姿が印象的で,教養の深さを感じました。Talkのあとは,学生からの質問タイムですが,なかなか鋭い指摘もあり,回答者が困っていることもよくあります。一番印象的だったのは,中国との協力関係を重視する馬英九中華民国総統に対し,概要「今の香港どう思いますか。」と,香港からの学生が質問していたのが印象的でした。もちろん,回答できてませんでした。

ところで,Union HackというOxford用語があります。不正確かもしれませんが,聞いたところによると,Union のPresidentになるために,候補者が,投票権者に対して,愛想よくふるまう状況を指すみたいです。愛想よくふるまう必要があるほど,UnionのPresidentになることは,名誉なことで,その後各国の首相になる人もいたりします。Boris Johnson英首相もかつてPresidentでした。

そんなこんなで,普通に勉強している以外にも,課外活動の機会がごまんとあるのがOxford/Cambridgeのすごいところだなあと思います。多すぎて予定を決めるのが大変ですが。